読書記録│紗倉まな『春、死なん』
著者:紗倉 まな
タイトル:春、死なん
発行日:2020年02月27日
出版社:講談社
ジャンル:文学
□あらすじ
内容情報
「春、死なん」妻を亡くして6年の70歳の富雄。理想的なはずの二世帯住宅での暮らしは孤独で、何かを埋めるようにひとり自室で自慰行為を繰り返す日々。そんな折、学生時代に一度だけ関係を持った女性と再会し…。「ははばなれ」母と夫と共に、早くに亡くなった父の墓参りに向かったコヨミ。専業主婦で子供もまだなく、何事にも一歩踏み出せない。久しぶりに実家に立ち寄ると、そこには母の恋人だという不審な男が…。人は恋い、性に焦がれるーいくら年を重ねても。揺れ惑う心と体を赤裸々に、愛をこめて描く鮮烈な小説集。
2020/05/30-31 読了
□感想
性と言えば若者、しいていえはま中念の性までを描くことが多かった。
なので老人の性の存在にまず驚いた。
しかし家族から向けられる老人の性への嫌悪や気持ち悪さもしっかり描かれているため、この感覚は間違っていないのだろうと感じた。
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